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K-FORCEぶった切ったった

長年連れ添っていたK-FORCEが遂に逝きました。

どうなったかというと、ペダルを着けるアルミ部とカーボン部の接着面で剥離を起こしてしまい、ガタが出るようになってしまいました。
ついでに左右のクランクを止めるところも同様になりました。たぶんこれはシマノBBで無理やり使ってたのでそれが原因かと。

ちょっと不満なのはアルミ部分が丸型だったこと。
どうせポリエステル系の接着剤を使ってるからアルミと接着は難しいだろう。イーストンじゃあるまいし。
なのでせめて凹凸ぐらい付けてもいいのではないか。
もう最悪、丸じゃなければなんでもいいです。

でも、言うてこいつは2006年の時の最上位クランクだったので、まぁこれぐらい持ったら大往生かなと。


で、ちょっと断面みたくなったので
ぶった斬ってみた

ノコギリで、ちょいや

とは簡単に行かなかったです。
というのも

中にはカーボンたっぷりなんですねー

材料力学をやったひとならわかると思いますが、基本的に同じ断面積なら中空の方が曲げ強度は増します。
実際かなりしなりました。貧脚の僕でも明らかにわかるぐらい。(まぁ僕はそれがおもしろくて結構好きだったんですけど)
しかもカーボンを詰めると余計に体積が必要なので、たぶんこの時は中空で使う技術が無かったのだろうと思います。
ちなみに翌年に出たK-FORCE Lightはリブ入りの中空になってます。


何はともあれ積層構成を見るために表面を研磨してたら

何やらカーボンじゃない何かがあります。(茶色い所)
しかも結構硬い。なんだこれ?
おそらくCFRPのパネルとかを作るときにCFRPだけだと重くなるのでよく、発泡スチロールみたいなものをコアとして入れてサンドイッチパネルを成形するので、これもそういうコアなんだろうと

真相を確かめるために実体顕微鏡で観察しました。

やっぱり発泡体でした。気泡がかなり小さい普段我々が使ってるものと違ったのでその正体はわかりませんでした。

でも中空にする術が無くてコアとして使うにしては少なすぎてたかが知れてる。
しかも、何個か分けて入ってるのもリブを形成しないので謎。

では、なぜこんなことをするのか
ここで研磨後の断面に注目する。
積層が発泡体の周りを巻き付いており、それをいくつかまとめるようにさらに積層、また隙間を埋めるようにカーボンが詰まってるように見える。

で、これはあくまで仮定だが、
たぶん製造工程で、この細くて硬い発泡体の棒に巻き付けて、それを詰めることで型を埋めたのではないだろうか。

この理由として、
そのまま型にカーボンを適当に詰めるとボイド(隙間)が生まれ、かといって一枚一枚重ねるのは厚みがありすぎてだるい。

じゃあ、元からある程度固まりを作ってそれで埋めたらいいんじゃね?

って感じなのではないかな?
こういうほぼオンリーカーボンの厚い棒ってどう作るのか正直良くわかんないです。

誰かカーボンクランクの製造工程の動画とかありませんかね?


まぁ、そんなこんなでぶった切ってしまったK-FORCEですが
長年連れ添って愛着があるので何かにリサイクルしようと思います。
何にするかはまだ考え中。


おしまい。
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